設計コンサルタント

近年の気候変動により頻発化・激甚化する土砂災害に対するハード整備として、砂防堰堤や急傾斜地崩壊防止工の設計を行っています。土砂災害対策は、土砂災害防止法により全国で基礎調査が実施され、住民に危険性を周知する等のソフト対策と一体的に進められています。

中山間地域の県道において1.5車線的整備の設計や落石防災対策の設計を行っています。ここで、1.5車線的整備とは、道路の利用状況に応じて2車線整備、局部的整備、1車線整備を組合せる整備手法です。また、道路防災点検が実施され、危険個所において順次、落石防災対策が進められています。

農業施設の設計は、ため池整備（老朽化対策・耐震対策）や農道整備等を行っています。ため池は農業利水や地域防災としての役割を果たす施設であり、堤体・洪水吐・斜樋・底樋で構成されています。近年は、耐震対策事業により耐震性能の向上が図られています。

主に道路等の斜面崩壊、地すべり、被災農地の災害復旧設計を行っています。被災地の現地踏査・現地測量・地質調査を実施し、原形復旧を基本として設計を行い災害査定を受けます。弊社では、測量・地質調査・設計を一貫して実施できる組織体制をとり迅速に対応しています。

膨大な社会資本の老朽化が進行しており、一斉に更新時期を迎えるようになります。橋梁や砂防関係施設の点検・診断、補修設計を行っています。維持管理においては、「予防保全」を基本としたメンテナンスサイクルを構築することにより、効率的・効果的な維持管理を目指します。

下水道とは、下水管・マンホール・下水処理施設など、人が生活する上で使った水などを集めて、きれいにしてから川や海などに戻す施設全体のことを言います。当社は、下水道施設の計画、設計、維持管理にコンサルタントとして関わっています。